
以前サイクルポートパネル工事を施工させていただいたA 様の邸宅で雨漏り箇所があるとご連絡いただき、去年末から工事内容を詰め1月9日から着工させていただきました。築40年弱で外装は一度も手を入れなかったという事でしたが、昔の職人さんによる巧みな技術による施工方法で多少の劣化は見受けられましたが、凄く立派な邸宅でした。昔ながらの神社仏閣のようなお家で、日本瓦の改修工事ができる協力業者様を選定し着工させていただく運びとなりました。今風のシンプルな屋根ではなく、すごく入り組んでいる屋根で熟練の職人様と何度も打ち合わせを重ね完工することができました。
ビフォーアフター

12月初旬に現場調査へ行き雨漏りの被害箇所を確認させていただきました。雨漏り箇所と思われる天井裏へ上り目視での調査を行いました。屋根写真の入り組んでいる箇所での雨漏りだと推測したので着工までの期間、ビニールシートを防水テープで固定し被害の進行を抑える養生を行いました。A様周辺では風の遮る高い建物などが無く、東には山、西には海が近いので直で風雨を伴う立地でした。雨水はどこから侵入するかが定かではありませんのでこの工事を期会に屋根の修繕・防水工事を施工させていただきました。
ビフォーアフター

(ビフォー)冠瓦を開くと長い年月をかけ風雨でどこからか雨が侵入し土が洗い流され地瓦がむき出しの状態でした。雨がつたい水の道が出来ます。そこへ集中的に流れていき2階和室のはりをつたい和天井・じゅらく壁に雨が漏れてきたと推測されます。
(アフター)雨漏り周囲の瓦をめくりもう一度土・セメント・シーリングで雨の漏れない丈夫な屋根へ改修していきました。屋根屋さんは随時3~4人体制でチームを組みすべての入り組んだ屋根の修繕施工していただきました。私も微力ながらお手伝いをさせていただきましたが、屋根の上(波打った瓦の上)の作業は平場の作業と比べて労力・体力が10倍ほど違いました。家に帰ると体はガタガタ・睡眠中こむら返り・ものすごく体力・筋力のいる作業でした。
ビフォーアフター

(ビフォー)和室天井解体前に床を隅々まで養生し、壁・押し入れ・欄間には3.6m×3.6mのビニールシートを天井際から床まで掛け養生しました。長年の天井裏のほこり・屋根土のがれきなど他の部屋を汚さないよう徹底し養生しました。天井・壁に雨シミ・野地板の隙間に外光が差し込んでいました。調査していくとこういう隙間が8か所ありました。すべて下地を作ってセメントでふさぐ工事を行いました。隙間があると(害虫)スズメバチが侵入し天井裏で巣を作ることが多々報告されています。(害獣)イタチが天井裏に住み込み匂害・フン害・騒音が懸念されます。近年ではハクビシン・タヌキ・アライグマなどの害獣被害も報告されています。
(アフター)私といつもお世話になっている大工さんとで和室天井(ラミ天)を張っていきました。照明が部屋の真ん中に来るように天井材を割付し施工していきました。近来の新築は和室も杢目のクロス紙を貼るのが主流になってきました。久しぶりに本格的な和室工事施工させていただきました。じゅらく壁は一度左官屋さんに下地材を塗っていただき、後日・本じゅらくを施工していただきました。左官屋さん・大工さん同様若い世代が就職しないので年々人が減り技術の要する仕事ができなくなってきました。
ビフォーアフター

2階に浴室・トイレ・洗面所が集中した箇所の構造は鉄筋コンクリート造でしたので湿気がこもりやすくなっていました。他の外壁は木造土壁造りでした。無垢の木には直に湿気の影響を与えやすくなっています。RC構造の外壁杉板を解体し防水シート・防水テープで固定し、真鍮釘とさびにくいビスで固定をいたしました。私一人で解体~施工・屋根の上での作業でしたので4日間かけ仕上がりました。柱の背割れが広くなってきていましたので、簡易的ではございますが改修させていただきました。
ビフォーアフター

瓦の交わるところ・鬼瓦・雨水の集水箇所(谷部)8か所に漆喰が施されていませんでしたので、瓦ジョイント部・面戸に黒漆喰を施工させていただきました。集水箇所は瓦土が風雨によりほとんどが流されていました。よく見る漆喰は白い色をした漆喰ですが、既存はいぶし瓦面戸で黒が基調でしたので、黒漆喰を採用させていただきました。漆喰を施す理由は防水・雨漏り防止効果・下地材(瓦土)を雨で流されないようにする為、瓦のズレ止めといった効果があります。左官屋さんも2人で約600mの漆喰を手作業で施工していただきました。着工時~完工まで雨降りもなく休まず毎日体にムチを打ち頑張っていただきました。
ビフォーアフター

A様宅の屋根は入母屋造りですので全周囲、軒樋がございます。樋を受ける金物が等間隔で施されているので300か所以上の軒樋金物が入っています。すべての金物の銅針金を取り換える工事を行いました。屋根の職人さんが2日にかけて施工行ってくれました。足場の高さの関係で施工しにくい箇所もありましたが凄く丁寧な作業をしていただきました。
ビフォーアフター

邸宅に隣接する蔵の漆喰補修工事です。長い年月による劣化で漆喰が落ちていました。金づちで叩き密着度を見て削り落として補修工事を行いました。下地~上塗りまで丁寧に施工していただきました。蔵に隣接している外塀の壁もグラグラと動いていましたので、落下防止策としてシーリングにて現状維持を保ちました。
ビフォーアフター

2階のじゅらく壁にひび割れと柱と梁と壁の隙間がありましたので周囲にシーリングを施工しひび割れ部は金づちでたたき密着していないところの除去、下地を塗ってから黒じゅらくの施工~塗装下塗り~中塗り~上塗りと施工しました。叩いてみると柱の上から塗っているじゅらくがほぼひび割れていました。同時に、寄棟谷部の雨水が集中する銅板、(下塗り~中・上塗り)隅木(屋根から斜めに出ている大きな梁)(防腐剤入り塗料)2回塗りを施工しました。谷部水受けは塗装する時に穴が開いていないかチェックできるため私が施工しました。穴が開いていると直に雨がお家に入っていくので危険な箇所です。幸い穴は開いていませんでしたが、屋根土が風雨で流され危険な状態でした。左官屋さんが下地モルタル~黒漆喰を施工してくれました。
ビフォーアフター

A様 奥様 いつもお忙しい中、毎朝・毎夕ご対応いただき本当にありがとうございました。いつも手土産を頂き非常にうれしかったです。 A様ご主人様
いつも週末にお会いできましたがSNSでのご対応大変助かりました。今まで以上に愛着が湧きました。とお言葉を頂いたときは感激いたしましたし職人さんにも伝えたところ、この度施工させてもらってよかったですと報告ありました。またお困りごとがございましたらどうぞ希工房へのご依頼宜しくお願い致します。







































































